有言実行・不言実行

2015年1月7日(水)

これまでの人生の殆どを「不言実行」で過ごしてきたような気がする。親しい人、身近な人に対しても自分のやりたいこと、進みたい道を、成し遂げる前に口に出すことは殆どなかった。ひとには私が突然、思いもしなかったことを始めたように見えて驚かれるが、自分の中では長く暖めていたこと、積み上げていたことを、そっと出したに過ぎなかったりする。即ち「不言実行」、なんだかかっこ良く見えるが、その実、言葉に出さなかったために誰にも知られないまま「不実行」であったことも山のようにあるのだ。

そんな習性を昨年からソロソロと変え、やりたいことを口に出すようにしてきた。ひとが聞いたら笑い話にもならないような夢物語めいたことを口に出すのは気恥ずかしく、自分の中では大転換であったが、実際に口に出すことで、自分とそれを取り巻く周囲がほんの少し動き出した。そしてそこから変わっていくという感覚が、ほんのりながら確実に生まれてきている。

自分がやりたいことには、一人で完結するものと、そうでないものがある。特に一人で完結しないものは人の縁が重要であったりするもので、口に出すことでそれに関した新しい情報やアドバイスを得ることが出来たり、新しい人の縁が繋がったりすることが多々ある。それだけですぐに何かが実現するものではないが、確実な一歩に繋がることが多い。
一方、一人で完結する目標については、口に出そうが出すまいが、ただ実行するのみと言う感じもするが、これもほんの少し口に出してみるとまた違った景色が広がったりする。ひとから何かを得ることもあるけれど、口に出すことで自分の意識も大きく変わる、それが大きな効果かもしれない。

そんなふうに色々なことを口に出し始めた2014年の結果が2015年に向けた大きな変化に繋がったような気がする。まだまだやりたいことがたくさんあって少しずつ口に出したり、まだ出せなかったりしている。どんな変化があって、何が変わらず残るのだろう。まだ見ぬ未来に過度に期待するでもなく、かと言って不安が高まることもなく、大きくも小さくもない等身大の自分に対してすごくフラットな気持ちで2015年を迎えている。

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と言うことで、今年はブログでこんなことも書いていこうかな、と思っております。そして本日は吉祥寺曼荼羅にてライブです!!出番は21時~と遅めですので、1日の終わりに朗読いかがでしょうか。爽やかなブルーの風を吹かせます!まだまだご予約・お問い合わせ受付中です!!


ご予約お問い合わせ
soraari.mail@gmail.com

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2015年1月7日(水)

吉祥寺 曼荼羅(HP
武蔵野市吉祥寺南町1-5-2
TEL:0422-48-5003

OPEN / START 18:30 / 19:00
前売予約2200円(当日2500円)+1drink
(noriko出演は4番目、21:00頃~を予定)

『 新春!紅組舞台 』
noriko × コタニケンイチ(gt) / Akika / mona / 田中佑佳

*「メッセージ」カテゴリは詩(創作)ではなく、読者の方へのご挨拶やメッセージです。

2015年1月7日


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七夜月

ふるふる星降る
星降る宵に
月の舟浮かべ天の川
待ち焦がれた七夜月
星の灯火 行く先照らし漕ぎ出しましょう
愛しい人待つ 川向こう
わたしを待つあなたの元へ参りましょう

ふるふる雨降る
雨降る宵は
月の舟もなく天の川
またのとしの七夜月
星のかけらを 機織り込んで待ちましょう
愛しい人眠る 川向こう
会えない夜にあなたは誰を夢見るでしょう

ふるふる歳古る
歳古る宵の
幾歳過ぎた七夜月
月の舟朽ち天の川
星のかけらは 消し炭のように残りましょう
愛しい人見えぬ 川向こう
会えないあなたの影探し歳を重ねましょう

ふるふる星降る
星降る宵に
月の舟浮かべ天の川
繰り返される七夜月
星の灯火 心のうちを照らしましょう
愛しい人待つ 川向こう
あなたへの思いを糸にして 機織る音が響きましょう


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恋文~色に出でにけり(Live)

2014年6月12日(木)

1ヶ月以上経ってしまいましたが、5月3日吉祥寺曼荼羅での『一念通天』のときのライブ映像をアップします。時代が大きく変わっても変わらない恋、そんなテーマで、1編目は『恋文』、2編目は『色に出でにけり』と短い詩を2編続けて。

『色に出でにけり』はカバー企画のときに作った作品で、ミュージシャンの方が他の方の曲を演奏、即ちカバーする中、詩でのカバーとは、と考えたものです。
百人一首にも入っている平兼盛の「忍ぶれど 色に出でにけり 我が恋は 物や思ふと 人の問ふまで」という歌の世界観を起点に書いてみました。説明するまでもないかもしれませんが、この和歌の意味は・・・「隠していたけれど顔に出てしまったようだ。私の恋は『恋の思いにふけっているのですか』と人に尋ねられるまでになってしまった」というもの。

2編とも過去と現在を繋ぐ想い、感じていただければ。

この日はミュージシャンと組むことなく一人で音響を使っての朗読です。こんな企画も今年から始めています。ご覧いただければ嬉しいです!

まだまだアップしたい作品はたくさんあるのに、次の企画や詩作にばかり頭がいってしまい、こういう後からの作業が全然進んでいない現状・・・もう少し頑張ります!



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スミレ(live)

2014年4月20日(日)
2014年2月25日東京倶楽部千駄ヶ谷でのライブから1作品アップします。ピアノ幡野恵子さんとカホンsatoruさんとともに、春に向け今年書いた新作です。
明日の曼荼羅ライブでもこの作品やりますね。明日はピアノ幡野恵子さん、エレキギター木本篤志さんとご一緒です!また少し違った景色が描けそうです。

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墨流し(Live)

2014年3月17日(月)
1月14日吉祥寺曼荼羅でのライブテイクから、もう1作品youtubeにアップしました。
朱音さんのギターとともに朗読です。
詩を素敵な物語として彩ってくれるギター。編集しながらライブさながら気持ちが盛り上がってしまいました!ぜひ、ご覧になってみてください!

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夏の夜の裏風景(Live)

2014年3月9日(日)
1月14日に出させていただいた朱音さん企画「百花繚乱其ノ九」から、動画をアップします!どれにしようか、かなり迷いつつ、まずはこの作品を。
このときのライブレポートにも書きましたが、朱音さんのギターとともに作り上げたライブ、とても楽しく朗読させていただきました。ギターの「魔物」感に煽られて、一層気持ちが高まる朗読、ぜひご覧になってみてください!
作業が遅くてなかなか公開できないのですが、後日、別の作品もアップの予定です!!

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完璧な世界(Live)

2014年2月11日(火)
明日は吉祥寺曼荼羅にてライブです!出番は2番手、19時40分から。ご来場お待ちしております!
本日は久しぶりのyoutube、アップしました。明日ご一緒する川端達也くんとの前回のライブから「完璧な世界」を。たとえば、こんなことやってます。でも、明日は全くの新機軸も作品も出来ました!どこでも見たことのない音楽と朗読の世界作ってお待ちしております!
まずはこちらの動画、ごらんいただけたら嬉しいです。

========次回ライブ
2014年2月12日(水)
吉祥寺 曼荼羅(HP)
武蔵野市吉祥寺南町1-5-2
TEL:0422-48-5003
OPEN/START 18:30/19:00
前売予約2000円(当日2500円)+1drink
(noriko出演は2番目19:40~を予定しています。)
『 Everyday I have the MUSIC 』
noriko×川端達也(gt) /大山健太郎 / 田中創(from長野) / ナベジ(from スランキーサイド)
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偽物の太陽

暗闇 泥の中を這うように
偽りと裏切りに満ちたこの世界で
それでも はるか先
かすかな光の差す方へ
届かない手を伸ばす

 降り注ぐ太陽の光
 その熱
 安らぎの空の下へと
 たどり着くことのない
 繰り返す夢を胸に

雑踏 喉の奥から絞り出す叫び
虚栄と自己欺瞞にあふれたこの世界
それでも ほんの少し 
焼け付く喉を湿らすだけでもと
泥水を手にすくう

 流れる小川の清水
 その冷たさ
 癒しの川べりへと
 叶うことのない
 終わらない夢を胸に

絶望の世界に奪われた心は
ほんのわずかの浮力で
あの空へ浮かび上がろうと
足掻きもがき続ける

 嘲笑う声を背に
 閉じたまぶたの裏に
 降り注ぐ太陽の光
 その熱
 流れる小川の清水
 その冷たさ
 手に入ることのない
 遥かかなた夢を描く

虚飾のネオンでかまわない
それでも光の差す方へと
濁った水でかまわない
それでもこの喉を潤すと

それでも
それでも欲しいと
喉の奥から絞り出す魂の叫び
いつか
いつかこの汚れた手でつかむ
偽物の太陽でかまわない


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りんごと少年

高い高い枝の上
赤いりんごひとつ 真っ赤なりんご
冷たい日差しにキラキラ輝いて
僕は空へと手を伸ばす

りんごが冷たく光るなら
簡単に諦めることが出来るのに
りんごが優しく微笑むから
僕はほんの少しだけ夢を見る

冷たい北風ごうごう吹いて
僕は空へと手を伸ばす
甘いりんごに憧れて
僕の手の中 落ちてくる日を待っている

高い高い枝の上
赤いりんごひとり わたしはりんご
冷たい空にユラユラ揺れて
誰も聞かない歌を歌う

誰かの温もり優しさなんて
遠い過去に置き去りにしたはずなのに
少年がじっと見つめるから
わたしは赤く染まって恋をする

ごつごつ固い太い幹
よじ登ってくる少年を待っている
甘いりんごは夢を見て
少年の手にもがれる日を待っている

高い高い枝の上
赤いりんごひとつ 真っ赤なりんご
赤いりんごに憧れて
僕はほんの少し夢を見る

高い高い枝の上
赤いりんごひとり 真っ赤なりんご
熱い瞳に見つめられ
わたしは赤く染まって恋をする

冷たい北風ごうごう吹いて
高い高い枝の上
赤いりんごひとつ 真っ赤なりんご


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龍神さま

水を含んだ空気が重くのしかかる 触れた手からあふれ水滴となって落ちる
ぬかるんだ泥に足を取られ 西へと向かう道をただまっすぐに

音もなく流れる河が分かつ彼岸と此岸 全てを飲み込んだ水は重く緩く進む
どこから来てどこへ向かうのか 記憶の片隅に刻まれたままに ただ先へと

立ち上る水蒸気は雲となり やがて雨となり再び河の流れとなり 永遠の連鎖となる

西の空は沈みゆく太陽に染まる 長く伸びた影は現実か虚構か
何の為か理由は失われたまま 西へと向かう道をただ先へと

限りある命は束の間の夢と同じ 父よ母よ その父よ母よと辿る命は
今を媒介に子へ孫へ その先へと繋がり 遥かなる過去と未来を結ぶ

風に揺れる稲穂の黄緑が連なる 堆積した記憶が作る肥沃な大地のもと
現実と幻想が交差する世界は 細胞の隙間に刻まれたままに 無限に続く

水牛が引く荷車に乗せられた子供の顔は誰とも知れず 歪んだ時を通り過ぎていく

茜の空へと舞い上がる龍神の 鈍く光る鱗の青
跳ね上がる尾から飛び散る水滴が 恵みの雨となり 再び大地に降り注ぎ
繰り返す営みは答えも終着点もなく ただ前へ前へと

父と母とその父と母との 雨よ降れ 命よ巡れと永遠に続く祈りが
龍神の化身となって空に舞う

西の空を染める夕陽は紅に薄桃に紫、藍へと色を変え
永遠の西日の中を連なる命とともに
子へ孫へその先へと ただ前へ前へと

水を含んだ空気に視界が揺らぐ 染み出す水滴に世界は歪んで形を変える
ぬかるんだ泥に踝埋めて 西へと向かう道をただ前へと

茜の空へと舞う龍神の 跳ね上がる尾の先を追って


In the image of “りゅうじんさま(石川巧馬)”
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