日常 - いつもと同じ日

駅を降りれば南口
馴染みの店への慣れた道

躍る心にスキップした日もあった
悔しさに泣いて帰った日もあった

だけど今日は
スキップも涙もいらない
真ん中くらいがちょうどいい
真ん中くらいが今の気分

訳も分からず歩いた道も
こうして今に繋がっている

一歩一歩また一歩
今日も歩いて
時には戻って
たまには怠けて
わたしの足跡が刻まれる

店を過ぎれば公園へ
少し早いから回り道

舞い散る花びらまとった日もあった
水に映る紅葉に見とれた日もあった

だけど今は
花も紅葉もない季節
何にもないのがちょうどいい
何にもないのが今の気分

心の中で吹く口笛は
薄水色の空に溶けていく

手を繋いだり離したり
誰かに出会い
時にはすれ違って
いつかは別れて
わたしの歴史が重なっていく

風が冷たくなってきた
駅へと戻る帰り道

何かを強く恨んだ日もあった
自分が消えてしまいたい日もあった

だけど毎日は
同じことの繰り返し
何でもない日がちょうどいい
何でもない日が今の気分

人込みの中、紛れても
わたしはわたし、今日は今日
こんにちは、さようなら

どこにいたって
誰といたって
続いていくよ
わたしの道が続いていく

駅を降りれば南口
馴染みの店への慣れた道

躍る心にスキップした日もあった
悔しさに泣いて帰った日もあった

だけど今日は
スキップも涙もいらない
真ん中くらいがちょうどいい
真ん中くらいが今の気分


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2 Responses to 日常 - いつもと同じ日
  1. Y-CAT 返信

    SECRET: 1
    PASS:
    ちょっといつものSorrariさんの詩とは違う雰囲気のある詩だなあって思いました。

    真ん中位がちょうどいい

    そうやってしみじみ思えるのもアップダウンを経験したからこそなのかなあ?

    普通、日常、平均値…なんとなくつまらないイメージがあるけど、普通というものがあればこそやはりアップダウンをしみじみ味わう事が出来るのかな?
    ダウンはなるべく味わいたくないけど(-.-;)

    なんだか色々考えさせられるものがありました(^^)

  2. soraari 返信

    SECRET: 0
    PASS:
    > 鍵コメさん、コメントありがとうございます!

    そうなんです、私にとっては新境地、意欲的な作品です(笑)!
    特別な日じゃない、日常が自分を作っている、と。
    ライブでは音楽をバックにリズミカルな朗読を目指しており、
    こちらも新境地なんですよ!

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