ふるふる星降る
星降る宵に
月の舟浮かべ天の川
待ち焦がれた七夜月
星の灯火 行く先照らし漕ぎ出しましょう
愛しい人待つ 川向こう
わたしを待つあなたの元へ参りましょう
ふるふる雨降る
雨降る宵は
月の舟もなく天の川
またのとしの七夜月
星のかけらを 機織り込んで待ちましょう
愛しい人眠る 川向こう
会えない夜にあなたは誰を夢見るでしょう
ふるふる歳古る
歳古る宵の
幾歳過ぎた七夜月
月の舟朽ち天の川
星のかけらは 消し炭のように残りましょう
愛しい人見えぬ 川向こう
会えないあなたの影探し歳を重ねましょう
ふるふる星降る
星降る宵に
月の舟浮かべ天の川
繰り返される七夜月
星の灯火 心のうちを照らしましょう
愛しい人待つ 川向こう
あなたへの思いを糸にして 機織る音が響きましょう